儲かる訳ないし。
2014-09-18


禺画像]
「4Kテレビで儲けちゃうぜ!」と言っていたソニー、スマートフォン等の不振もあって大幅赤字(2300億円)を出したそうですが、だーから言わんこっちゃないって感じですね。解像度だけで画質の良くない4Kテレビに経営資源を集中させたところで、ソフト無し、放送無しのハードを誰が買うんでしょう?3Dの失敗をまた繰り返すだけなんじゃないの?

太鼓持ちのAV雑誌はWebでこんな事を書いていましたが、

4K液晶の画質にフルHDの有機ELでは対抗できなくなっているということが挙げられる。自発光の特性と暗部諧調の性能はOLEDの方が優れるが、一方で全画面の輝度、さらにはHDRをはじめとしたピーク輝度ではすでに液晶方式が上回っている。また、有機ELは生産の難しさからコストが嵩み、プレミアムの価格帯以外に入り込める余地がなく、4Kモデルでも必然的に最上位モデル以上の値付けにせざるを得ない状況だ。

こいつらは明るくて解像度があれば高画質と評価するらしいですね。(笑)
じゃぁ、あなた達が映画を観る時に「シアター画質セッティング」とか言って調整している画質は、暗闇でテレビ画面がまるで蛍光灯の様に煌々と室内を照らし出す様な画質なんですか?
もうメーカーの代弁しか出来ないのなら、雑誌発行なんて止めたらいいのに。

でまぁ、改めて液晶のダメなところについてですが、ウチの液晶テレビ(SONY KDL-32HX750)の明るさ調整を、「イノセンス」の写真のシーンで行っていて(写真だと黒い部分が潰れちゃいました)、ブラウン管だと空の明るい部分から暗い森の木々まで問題無く表現出来るんですが、液晶だと明るい部分から暗い部分までのレンジが狭いので、空に合わせると森が潰れ、森に合わせると空が飛びます。仕方無いので両方のバランスが取れる明るさで妥協していますが、コントラストは言うに及ばず色の鮮やかさが全然足りないので話になりません。エリア発光のモデルでは、雲の暗い部分はどうなるんでしょうね?根本的な解決になってないから大して変わらないと思いますが。

ソニーもAV事業が儲からないんだったら、パソコン同様もう止めたら?液晶みたいな「らしくない」製品にしがみついて、赤字を垂れ流すくらいだったら撤退すれば良いと思います。映像マニアは少しぐらい高くても有機ELを待っていると思いますし、実際私の周りでも映像にこだわる人はプラズマテレビを買ってましたし、そう言う需要は確実にあると思うんですが、こだわりを捨てて「みんなが作っているから俺も」と言うのなら、ソニーなんて要らないです。少々高くても液晶とは次元の違う絵が出るテレビなら売れると思いますけどねぇ、4Kじゃなくても。AV誌の記事も、何でもかんでも大前提が4Kになっているのも意味分からん。1Kでもブラウン管を越える画質のテレビだったら買いますけど。40Vとか32Vで作れるならそれでええやん。80Vとかそんなでかいテレビは家に入りません!

ソニーファンですからソニーには頑張って欲しいですが、今のソニーは要らんわ。ソニー銀行とソニー損保でもやってれば?
何でもかんでもハイレゾにご執心のようですが、そんな高音質の音源が一体どれだけある事やら。SPレコードをCD化して「音が良くなったよ!」と言っているのと同じ様な気がしますけどね。(苦笑)
[Audio & Visual]

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